┃火災保険金申請の基本的な手順
手続きのおおまかな流れを整理しますと、次の通りとなります。
1.保険内容の確認
2.被害の調査、被害箇所の写真撮影
3.工事業者へ修繕見積書作成依頼
4.保険金申請書作成
5.申請
6.保険金入金
今回は、「1.保険内容の確認」について詳しく解説していきます。
┃手順1.保険内容の確認
まずは、火災保険の保険証書(保険証券)を改めて確認してみましょう。火災保険の活用法をご存知なかった方ですと、「保険証書なんて、引き出しのどこにしまいこんだのか、忘れてしまった」とか「保険証書なんて、もらったっ?」という場合もありうるでしょう。そんな方に、まず知っておいていただきたい事実があります。
|保険証書はカンタンに再発行可能
保険証書は、保険会社の相談窓口に連絡すれば、すんなりと再発行することができます。保険会社にとって、その再発行で何か不都合が生じることはないからです。紛失してしまったことを恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、保険会社にとっては日常業務のひとつですので、気軽に再発行してもらってください。
再発行の方法は、保険会社の窓口に電話などで問い合わせてみてください。保険会社のサイトに、必要事項の入力フォームがあり、オンラインだけですべて完結する場合もあります。いずれにしても、複雑な手続きは必要ありません。

|保険証書の確認するところ
まずは、保険内容を事前に確認しましょう。内容を知らないままで、家の損傷箇所を見つけても、それが補償範囲に入っていなければ、申請は却下されるからです。
【期間】
まずは、現在が保険証書の保険期間内かどうかを確認しましょう。ほとんどの場合、火災保険の契約は自動更新となっているはずですので、解約していない限りは有効期間内のはずです。契約が自動更新になっているかどうかも併せて、念のためチェックしてみましょう。
【補償範囲】
火災保険を積極的に活用する上で、最重要事項のひとつです。火災以外にどのような自然災害、そのほかのトラブル・事故までカバーしてる保険なのかを予め調べておきます。そして、家財についてもどこまで補償されるのかを確認します。また、地震保険、盗難特約などのオプションについても、間違いのないように内容を掴んでおきましょう。思いがけない補償範囲の「例外」が潜んでいることもあります。
補償範囲をしっかり把握しておくことによって、そこから逆算して「水漏れまで補償されているみたいだから、改めて天井や壁に変色がないか見てみよう」など、被害状況を絞り込んで探すこともできます。
【免責】
免責額、つまり「これを超える額で申請しなければ、保険会社から無条件で却下される」という条件について確認しておきましょう。免責額を間違えて把握していると、申請の「無駄打ち」をしてしまうことになります。
また、「フランチャイズ方式」かどうかも確認しておきたいものです。たとえば、免責額20万円で、見積もり25万円の損傷被害を申請すると、フランチャイズ方式なら25万円が全額補償されますが、フランチャイズ方式でない場合(エクセス方式)なら、免責額を超えた部分、つまり5万円までしか補償されません。これは大きな差です。併せて、保険証書を読んでもわからないけれども、申請にあたって重要な事項についても確認しておくようにします。
|保険料の未払いがないか
保険料の未払いが発生している場合は、被害状況を申請しても、保険会社から保険金の支払いが拒否されても仕方ありません。口座からの引き落としが正常に行われているか、振り込みを忘れていないか、保険会社からの催促状などを見落としていないか、改めて見直しましょう。「そんなはずはない」と思っていても、意識していないうちに、うっかり未払いが発生している場合も決して少なくないからです。












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